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マンガ大賞2018「BEASTARS」が予想を超えて面白かった話

BEASTARS(ビースターズ) 著者:板垣巴留(イタガキパル)

ただし、どう「面白い」かはちょっと説明が難しい(笑)
ここで話を終えるワケにもいかないので、以下ご紹介していきます。

かる~くネタバレがあります。ご了承ください。

現在8巻まで刊行中。


5月8日に最新8巻が発売されました。


最近の投稿

あのお笑い芸人さんが漫画家になっていた~『大家さんと僕』

みなさま、カラテカ矢部 太郎さんをご存知でしょうか。

私は今ほとんどお笑い番組を見ないので、イマドキの芸人さんよりはよほどお顔やお名前を覚えていると思いますが、以前バラエティ番組「進ぬ!電波少年」に出ていた人、というぼんやりとした認識……。

久々に書店でお名前を見かけて「え、漫画?!」となりました。

大家さんと僕矢部太郎著



連載掲載誌は「小説新潮」。昨年10月に単行本として発売されました。

カラテカ矢部がマンガ連載、おばあちゃんとの交流描くほのぼのコメディ

新宿区の外れにある一軒家の2階に下宿することになった矢部さんと、1階に住む大家さん(87歳)との日々のやり取りを描いた、絵本のようなコミックエッセイです。

第22回「手塚治虫文化賞 短編賞」を受賞されました。 カラテカ矢部のマンガ「大家さんと僕」が「手塚治虫文化賞」短編賞に
キャラをデフォルメすることも難しいですし、日常の細々したことをコミックエッセイに、というのもプロではない人には難しいと思うのですが、上手くまとめられていて、毒気や嫌味の全くない優しいお話になっています。

ちょっとお茶目な大家さんのお人柄にもよるのかもしれません。

金額の割に中身が薄いコミックエッセイも残念ながらチラホラ見かけますが、こちらの本は、なんというか、誠実な印象を受けました。

下宿を始めたばかりの、お互い距離感を測りかねて戸惑う感じ。徐々に慣れ親しんでいく様子。大家さんが入院してしまってハラハラ……などなど。
しかし、芸人さんがここまで達者な作品が創れた理由が、表紙の折り返しで判明しました。矢部太郎さんのお父さんは、絵本作家の「やべみつのり」さんなのだそうです。

もちろん、親御さんが絵本作家だから子供も絵が上手いとは限りませんが、やはり血筋というか、影響があったのかなぁとも思いますね。
できるだけ長くこの物語が続くといいです。

では。

高尾山登山コミック「高尾の天狗と脱・ハイヒール」

『高尾の天狗と脱・ハイヒール』 氷堂リョージ 著


軽く読める4コマ漫画です。現在、3巻まで刊行されていますが、タイトル通りほぼ高尾山オンリーです。

恋に生きる三十路OL「ノリコ」。彼氏に振られ、ヤケのあまりハイヒールで高尾山に初登頂。以来、子天狗「聖」に気に入られ、目に見える仲間や見えない仲間と週末ごとに高尾登山を楽しむ生活にチェンジ!

……という内容です。

観光ガイドっぽい内容も含まれますが、そうではない登山あるあるネタもあったりで、登山する人もしない人も楽しめると思います。

さて、そんな高尾山に行ってきました。

ノリコと違って、リフトで登ってリフトで帰ってきましたがね……。

高尾山の名物といえば、「蕎麦」「とろろ」「三福だんご」など……。

天狗十穀力団子はじめました

「三福だんご」にも色々あるのですが、高尾山薬王院の境内にある一福茶屋で「天狗十穀力団子」を食べてきました。

穀物たっぷり大ぶりな団子を炭火で焼いて、くるみ味噌ダレをつけていただきます。ほんのり甘めな団子と濃い目の味噌ダレの組み合わせが美味しいです。団子自体に甘さがあるので、味噌ダレは無しのさっぱりバージョンでお願いすることもできます。

団子ひとつひとつが大きめなので、結構腹持ちしますよ。

三福だんごのお店はいくつかあって、ゴマ団子のお店も。十一丁目茶屋というところでは、三福ではない、普通のみたらしと草団子も売られています。

山麓では手焼きせんべいや酒まんじゅうも売られていて、目移りすること必至です。

お昼は御蕎麦を……と思うところですが、紅葉が見ごろの今、お店はどこも大混雑。

山頂からちょっと足を延ばしてもみじ台にある細田屋さんで、持参のおむすびと一緒に、名物なめこ汁とおでんを頂きました。こんにゃくが美味しかったです!


店内はコンロ不可。なので、ちょっと離れたあたりでは、ガスコンロでお湯を沸かしてカップ麺を食べたり、豪快に鍋をつついているグループなども見かけました。

山頂付近まで確かにケーブルカーやリフトで登れますが、そこから山頂まで少しあります。さすがに舗装されているところばかりではないのでハイヒールは避けたほうがいいです(笑)

あと、シーズンにもよるでしょうが、漫画と違ってケーブルカー始発から行列してました。昼頃下山した時もまだ長蛇の列が……山頂付近も激混みですれ違うのがやっと、なので混雑が苦手…

この手があったか! 斬新な切り口の「オトナ女子のための素材集」

ほほう、そう来たか……!

素材集のタイトルを見た瞬間、そう思いました。

素材集」は、サイトからブログ、そしてSNSへと移り変わってきた現在でも、一定の需要があるマーケットだと思います。

私もすでに数冊「素材集」を持っていますが、一度使った素材を繰り返し使えることもあれば使えないこともあり、「新しい素材集」が欲しいなと常々思っている状態でもあります。

そんな中、ふと書店で見かけたのがこちら!


『ファッションアイテムとテキスタイルを集めて、オトナ女子スタイル素材集を作ってみました。』
タイトルでコンセプトを説明するのも珍しいですね(笑)

大人かわいい素材集」は、今までも何冊か発行されています。



Collection for Girls 大人かわいい素材集

GIRLS LUXURY WEEKEND -週末を彩る大人かわいい装飾素材集
今回ご紹介するのは「かわいい」が抜け落ちているので、「大人かわいい」が「ふわふわ」「キラキラ」「ゴージャス」な印象なのに比べ、パキッとメリハリのきいた、どちらかというとヤンキーっぽいというか……80年代っぽいPOPさというか……な印象です。

とはいえ、ゴスロリ素材もあったりして、「かわいい」要素ゼロというワケでもありません。

正直、今時の「素材集」市場は一見、飽和状態です。ニッチすぎないだろうか、と思うような素材集もあります。
それはそれで面白いのですが、すぐ絶版になってしまうという難点がありますね(笑)

でも一方で、「なんだか中身が薄いな」とか「変わり映えしないな」とか思ってしまうモノもチラホラ。

いまどきはフリー素材サイトもたくさんありますしね。

そんな現状で、久々に「おっ!」と思える素材集に出敢えて嬉しいです。


「女性をターゲット」の素材集ならこちら↓もオススメです!


Girls' Design Materials 女性のためのイラスト盛りだくさん素材集

For Princess 夢みるガーリー素材集

祝完結! 長編SF少女漫画「7SEEDS」

『7SEEDS』 田村由美 著


ごちそうを食べて自分の部屋で寝たはず…だが目覚めると、ナツは荒れ狂う海の上にいた。どうして自分がここにいるのかわからない。やがて流れ着いた無人島。生きるための過酷な冒険が始まった!!
人類の存続をかけて、星座の位置さえ変わるほどはるかな未来に流された少年少女たち。何もかも変わり果てた「日本」で、彼らは生き残っていけるのか……。

16年に及ぶ連載が終了し、完結編となる35巻が発売になりました。



もうそんなに経ったのか、と思います。こちらの作品は比較的テンポよく刊行され続けてきて、「次の新刊なかなか出ないな」とやきもきさせられた記憶がありません。

それがふっつり無くなると思うと、○○ロスという言葉をよく聞きますが、7SEEDSロスになりそうです。

はるか未来の話ではありますが、全くの異世界ではありません。現在と地続きの未来です。ですから、生態系がまるっと変化してはいても、おとぎ話の住人のようなものを登場させるわけにはいきません。

そういうものを登場させた時点で、物語は「荒唐無稽」なものになり、どんなに主人公らが阿鼻叫喚しても「薄っぺらい」ものに見えてしまいます。

その点、「7SEEDS」は全35巻、危ういバランスの上で本当によく頑張ったと思います。きちんと設定内に収めた作者のバランス感覚に脱帽します。

ただただ生き延びるために、彼らはひたすら知恵を絞り、力の限り戦わなければなりません。昨日まで寝ていた暖かいベッドは、もうこの世のどこにも無いのです。

すべての巻で、手に汗を握る展開が繰り広げられます。「少女漫画だから」という理由だけで、もし読まない方が居るとしたら、「勿体ないですよ」と申し上げたい。

以前この漫画の感想に「ナツの成長ぶりを見て、未来へ行くのは伸び代のある若い人でなければならないのがよく分かった」と書いたことがあります。

若くなきゃ伸び代が無いワケではないでしょうが、まぁ、若い人には負けますよね(笑)

彼らの見事な成長ぶりは目を細めたくなるほどです。「元々が遺伝子的に、他もろもろで優秀な若者が選ばれている」という前提あってこそなんだろうな、とチラッと思ったりもしますが。

その成長ぶりが、この過酷で、時に残酷で、多くの死を乗り越えなければならないサバイバルストーリーの「救い」でもあります。

最終巻はくるみの出産、そして全員の合流…