子どもの成長のために「読み聞かせ」をしている親御さんは多いと思います。ほかに読み聞かせの理由として、「寝かしつけの手段として」や「初めて🔰の子育てで子どもと何を話せばいいか分からないから」などを挙げる方もいます。
「赤ちゃんへ贈る絵本大賞」発表
そんな「読み聞かせ」の第一歩の参考に、と、日本出版販売株式会社より🔗「赤ちゃんへ贈る絵本大賞」が発表されました。
子育てを経験した書店員、保育士、一般読者から、おすすめの赤ちゃん絵本3作品のアンケートを募り、投票数の多かった作品がランキングとして公表されています。
🔰1位『だるまさんが』
だるまさんが | |
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かがくいひろしさん著。続編として、『だるまさんの』と『だるまさんと』もあります。
だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック) | |
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だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3) | |
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8年で累計436万部を突破したという、絵本としては異例の大ヒットシリーズです。
とてもユーモラスな内容で、帯のキャッチコピーは「泣く子も笑う!」。
見開きで「だるまさんが」とあり、ページをめくると、だるまさんが擬音付きで転んだり、跳ねたり……。ここで笑ったり、一緒にポーズをとったりするお子さんが多いようです。
🔰2位『いないいないばあ』
いないいないばあ (松谷みよ子 あかちゃんの本) | |
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松谷みよ子さんによるロングセラーです。初版は1967年だそうです。
半世紀経っても人気は衰えず、世代を超えて愛され続けています。
寝かし付け向けなら、同じ作者による『もうねんね』も、いいかもしれません。
もうねんね (松谷みよ子 あかちゃんの本) | |
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🔰3位『じゃあじゃあびりびり』
じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん) | |
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まついのりこさん著。
14cm×14cmのミニサイズで赤ちゃんにも扱いやすく、ボードブック仕様なので、少々乱暴に扱っても破れる心配がありません。シンプルな絵柄ですが、色遣いがハッキリしているので、赤ちゃんにも分かりやすいようです。
「赤ちゃんへ贈る絵本大賞」サイトでは、10位までの作品のほか、パパ・ママが子どもの頃にはなかった、2000年以降に刊行された絵本の上位5作品が「NEXT FIRST BOOK大賞」として。また、男性からの得票数が多かった絵本上位3作品が「パパが選んだ赤ちゃん絵本大賞」として発表されています。
「パパが選んだ赤ちゃん絵本大賞」1位は、上記のランキング同様『だるまさんが』ですが、「NEXT FIRST BOOK大賞」1位は『くっついた』となっています。
💗くっついた | |
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絵本にある通り、「くっついた」と言いながら頬をくっつけると、赤ちゃんは声をあげて喜んでくれるそうですよ。
読書活動が多いほど成人時の能力は高くなる
平成25年に発表された国立青少年教育振興機構の調査によれば、子ども(就学前~中学時代まで)の頃に読書活動が多いほど、「未来志向」「社会性」「意欲・関心」「文化的作法・教養」「市民性」のすべてにおいて、成人になった時の意欲や能力が高いという調査結果が出ています。
たとえば、子どもの頃に読書活動が多い大人ほど、ボランティア活動に参加している人が多い傾向にあったり、小学校に入学する前や低学年期に読書活動が多かった中学生や高校生は、人を思いやる気持ちや社会のルールを守る意識などの能力が高い傾向にある、という調査結果になっています。
🔗調査研究報告書検索
http://www.niye.go.jp
子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究 報告書
9割の家庭が1歳までに読み聞かせを開始
何歳から「読み聞かせ」をすればよいか、という決まりはとくに無いそうですが、「KUMON」がコミュニティサイト「ミーテ」の会員を対象として2013年に行ったアンケートでは、約9割の家庭が1歳までに読み聞かせをスタートさせているそうです。
たしかに、たとえ本の内容が分からなかったとしても、「大人が自分のために一緒に何かしてくれている」というのは、伝わりますよね。
🔗絵本・歌を親子で楽しもう!
くもんの子育て応援サイト mi:te[ミーテ]
http://mi-te.kumon.ne.jp
気負わず、子どもと一緒に楽しみながら、読書習慣が身につくといいですね。
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