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皇后陛下ご愛蔵「執事ジーヴス」シリーズ……小説&コミックス

英国執事の代名詞「ジーヴス」 美智子皇后陛下が84歳のお誕生日に合わせて宮内記者会の質問に回答された文書は、10月20日に各新聞社がお言葉の全文を掲載しました。

その中に、以下の一節がありました。

公務を離れたら何かすることを考えているかとこの頃よく尋ねられるのですが、これまでにいつか読みたいと思って求めたまま、手つかずになっていた本を、これからは1冊ずつ時間をかけ読めるのではないかと楽しみにしています。読み出すとつい夢中になるため、これまでできるだけ遠ざけていた探偵小説も、もう安心して手許に置けます。ジーヴスも2、3冊待機しています。
これでにわかに「ジーヴス」って何? と関心が高まったようです。
以下はJ-CASTニュースの記事です。

皇后さま効果で問い合わせ殺到 英小説「ジーヴス」、出版社「一日で数千冊の注文が」

版元の文春は早速増刷をかけたようで、ウチの近所の書店でも「皇后陛下もご愛蔵」のPOP付きで、帯も新しく平積みになっていました。

このシリーズを紹介している文春の頁はこちら↓です。

皇后陛下もご愛蔵。英国王室にも愛される「ジーヴス」シリーズの人気の理由とは?

アマゾンでもベストセラー1位に輝いていますね。

ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻




ジーヴズの事件簿―大胆不敵の巻




「ジーヴス」または「ジーヴズ」シリーズは、イギリスの作家P・G・ウッドハウスの代表作。全部で14作品あるそうです。

独身の青年貴族「バーティ」と、彼に仕える有能な黒髪の執事「ジーヴス」の謎解きモノです。

バーティは大変性格の良い紳士ですが、残念なことにあまり頭がよくありません。そして当人もそれを自覚しています。

一方、執事の「ジーヴス」は天才的な頭脳の持ち主。なぜ彼が総理大臣ではないのかと、主人であるバーティもいぶかしむほどです。

バーティの友人、知人らは、相談事があるとバーティではなく、ジーヴスの助言を求めて彼の屋敷を訪れたりします。

ジーヴスの肩書は正確には「執事」ではありません。身の回りのお世話をする「従僕」にあたります。「執事」が屋敷全体をとり仕切るのとは少々役割が異なります。

しかし現代の欧米では、イギリスでさえ「執事といえばジーヴス」と思われており、このあたりはあまり気にされていないようです。

欧米で「執事」といえばセバスチャンではなく「ジーヴス」なのですね。

執事といえば「礼儀正…

マンガ大賞2018「BEASTARS」が予想を超えて面白かった話

BEASTARS(ビースターズ) 著者:板垣巴留(イタガキパル)

ただし、どう「面白い」かはちょっと説明が難しい(笑)
ここで話を終えるワケにもいかないので、以下ご紹介していきます。

かる~くネタバレがあります。ご了承ください。

現在10巻まで刊行中。


11月8日に最新11巻が発売されます。


あのお笑い芸人さんが漫画家になっていた~『大家さんと僕』

みなさま、カラテカ矢部 太郎さんをご存知でしょうか。

私は今ほとんどお笑い番組を見ないので、イマドキの芸人さんよりはよほどお顔やお名前を覚えていると思いますが、以前バラエティ番組「進ぬ!電波少年」に出ていた人、というぼんやりとした認識……。

久々に書店でお名前を見かけて「え、漫画?!」となりました。

大家さんと僕矢部太郎著



連載掲載誌は「小説新潮」。昨年10月に単行本として発売されました。

カラテカ矢部がマンガ連載、おばあちゃんとの交流描くほのぼのコメディ

新宿区の外れにある一軒家の2階に下宿することになった矢部さんと、1階に住む大家さん(87歳)との日々のやり取りを描いた、絵本のようなコミックエッセイです。

第22回「手塚治虫文化賞 短編賞」を受賞されました。 カラテカ矢部のマンガ「大家さんと僕」が「手塚治虫文化賞」短編賞に
キャラをデフォルメすることも難しいですし、日常の細々したことをコミックエッセイに、というのもプロではない人には難しいと思うのですが、上手くまとめられていて、毒気や嫌味の全くない優しいお話になっています。

ちょっとお茶目な大家さんのお人柄にもよるのかもしれません。

金額の割に中身が薄いコミックエッセイも残念ながらチラホラ見かけますが、こちらの本は、なんというか、誠実な印象を受けました。

下宿を始めたばかりの、お互い距離感を測りかねて戸惑う感じ。徐々に慣れ親しんでいく様子。大家さんが入院してしまってハラハラ……などなど。
しかし、芸人さんがここまで達者な作品が創れた理由が、表紙の折り返しで判明しました。矢部太郎さんのお父さんは、絵本作家の「やべみつのり」さんなのだそうです。

もちろん、親御さんが絵本作家だから子供も絵が上手いとは限りませんが、やはり血筋というか、影響があったのかなぁとも思いますね。
できるだけ長くこの物語が続くといいです。

では。